1番初めに甲状腺の細かい検査などをした時に医師に聞いたのですが、
この腫れは
「小さくなる人もいれば大きくなる人もいる、でも大抵の人が見栄えを気にして摘出する」
とのことでした。
薬漬けになるのが嫌なので、腫れ以外の異常がないのであれば放置しようと決めた僕ですが、いずれは手術する可能性もあるとも考えました。
前の記事でも軽く触れましたが、甲状腺のすぐそばには声帯をコントロールする反回神経というものがあります。
また、高い声や強い声を出すための筋肉調節をする上喉頭神経外枝というものもあります。
手術の際にこの神経に触れる必要が少なからずあり、傷ついてしまうと声枯れ(嗄声)になってしまう可能性が大きいのです。
致命的です。
現在はこれらの神経を再建(一度切って繋ぎ直す)する手術も同時に行うのが主流になっているようですが、神経そのものがダメになってしまっているケースもあるそうです。
再建したとしても手術前のようになるとは限りません。
中には以前より高い声が出るようになったという人もいるようですが、期待値は低そうです。
僕には兄が3人いて、両親は兄弟みんな声がそっくりだと言います。
そのせいもあってか自分の声は正直なところ聞き飽きていて、嫌いでした。
しかしながらストリートミュージシャンとして歌っていると聴く人のほとんどが「良い声だ」と言ってくださいました。
ストリートの仲間は「羨ましい」と言ってくれました。
10年以上褒め続けられた声です。
僕はいつしか自分の声に自信がつき、好きになっていました。
甲状腺に腫瘍が見つかったのはそんな矢先です。
放置すると決めたものの、いつかは…
というわけで、僕は自分の声の記録としてYouTubeを始めました。
鹿児島のストリートはとても環境が良いです。
暗黙の…
なとこですが、長時間歌うことができるしアーケード街なので声も響くし安定させやすい。
最高です☆
オリジナルもカバーも歌えるだけ歌って残せるだけ残していこう。
加齢とは別の原因で、通常よりも早く失うかもしれない声。
これまで褒めてくださった皆さまの分への感謝も含め1万%の気持ちが載せられる内に。
オリジナル曲の再生リストです。歌も上達しました。
歌詞はこのブログ内の「オリジナル曲の歌詞」カテゴリーにあるので是非とも合わせて楽しんでください↓↓↓
声を失う可能性を見越して始めたギターのみのパフォーマンスです↓↓↓