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パズル(HUNTINGS)

作詞 HUNTINGS 作曲 tsubaki

街で見かけた君はキレイだった

昔とは違う人になってたね

 

歩き始めた2人はお互い別の道へ

楽しかった思い出も

うすれ消えてく

 

重ね合わせた

手と手はいつも温かくて

胸に秘めたあの気持ち

どこで失くしたかな?

 

ウソで固めて自分を偽って

失くしたものはもう取り戻せない

 

僕が覚えたことは作り笑いだけで

無邪気な笑顔なんて

もう二度とできない

 

2人のパズル

崩れたのはとても早く

落としてしまったあと一つ

どこに消えたのかな?

 

消えてしまったひと欠片は

とても大切で

作りかけのあのパズル

どこで壊れたかな?

 

 

 

 

弾き語り動画↓↓↓


www.youtube.com

エピソード

他の歌詞エピソードでもちょいちょい話に出ますが、「人と人」「25¢」を作った頃に僕はバンドを組んでいました。

「HUNTINGS(ハンチングス)」というかっこいいバンドです。

(僕はリードギター担当)

そのバンドで作った曲です。

 

ストリートミュージシャン仲間であるTと僕はよく一緒に路上ライブをしていました。

歌わない方がアドリブでリードギターを弾いてボーカルをどれだけ引き立てられるか?

ということを交互にする路上ライブです。

そしてたまには作りかけの曲だったり、歌なしでテーマだけ決めてギターを弾いたりで遊ぶ内にバンドを組む話になるわけですね。

 

前バンド& the_humanoiseのメンバーでもあるKとストリートの先輩であるTPと。

「HUNTINGS」の由来は4人でバンドを組むことが決まった日

…街頭でのティッシュ配りのバイト時なんですけど、偶然にも全員がハンチング帽を被っていたというだけの理由ですw

 

HUNTINGSではできるだけメンバーの色が出るようにとボーカルのTには曲を作らせず、歌のメロディだけを作ってもらいました。

曲は僕とベースのKで案を出す。

メンバー全員で編曲。

という手法。

 

しかしこの曲だけは違うんです。

バンドを結成して半年?1年?くらい?

...どれくらいの期間バンドしてたんだっけ?w

 

まだまだ若く自己主張が止まらない僕らはフラストレーションが溜まりまくりでした。

Tはアコースティックで自分の思う曲を演りたい。

Kはロックンロールを演りたい。

僕は歌いたい。

ドラムのTPだけが大人でしたw

そんなこんなで解散することがほぼ確定してるタイミングです。

 

僕とKがルームシェアをしている家でありバンド練習場所であり、みんなの溜まり場でもあったその場所にT以外が偶然揃った時(僕とKは基本いるけどw)、最後に曲を作ろうとなったわけですね。

それが誰の恋愛話なのか?

誰のことを思ったのか?

誰の立場なのか?

全く覚えてませんけどw

3人で言葉を寄せ合って紡いで、イメージを膨らませながらギターで音を探り続け、
歌詞ができて僕がメロディを当てていき、トータル2、3時間くらいですかね?

完成したのがこの曲です。

 

ライブをする時、いつもライブハウス側にお願いしてCD-RかDVDを録ってもらってました。

が、この曲だけどこにも音源が無いんです。

ラストライブだからもう録らなくていいんじゃね?という拗ねた気持ちでした。

失敗でしたね。

 

ライブ後、対バン(当日同じステージで演る他のバンド)から

「解散するならその曲をくれっ!」

と言われるほどだったようです。

「あっかんべー」と断る僕らでしたw

最後の曲だと思い全員が感極まったんじゃないかと思います。

最高のライブだった。

 

今では自分がどんなリードギターを弾いたのか覚えていません。

アドリブはいっぱい入れたことは覚えてるw

メンバーはどんな曲だったかすら覚えてませんw

一応、僕は作曲者なので覚えてます。

Tに歌って聴かせて覚えてもらわないといけなかったので。

(ちなみにHUNTINGSの他の曲はほぼ覚えていません。歌のメロディを作ってたのはTだし)

…結果的にHUNTINGSの存在証明として唯一残った曲です。

 

若き日の僕らにドラマの在る未来を。