作詞 HUNTINGS 作曲 tsubaki
街で見かけた君はキレイだった
昔とは違う人になってたね
歩き始めた2人はお互い別の道へ
楽しかった思い出も
うすれ消えてく
重ね合わせた
手と手はいつも温かくて
胸に秘めたあの気持ち
どこで失くしたかな?
ウソで固めて自分を偽って
失くしたものはもう取り戻せない
僕が覚えたことは作り笑いだけで
無邪気な笑顔なんて
もう二度とできない
2人のパズル
崩れたのはとても早く
落としてしまったあと一つ
どこに消えたのかな?
消えてしまったひと欠片は
とても大切で
作りかけのあのパズル
どこで壊れたかな?
弾き語り動画↓↓↓
エピソード
他の歌詞エピソードでもちょいちょい話に出ますが、「人と人」「25¢」を作った頃に僕はバンドを組んでいました。
「HUNTINGS(ハンチングス)」というかっこいいバンドです。
(僕はリードギター担当)
そのバンドで作った曲です。
ストリートミュージシャン仲間であるTと僕はよく一緒に路上ライブをしていました。
歌わない方がアドリブでリードギターを弾いてボーカルをどれだけ引き立てられるか?
ということを交互にする路上ライブです。
そしてたまには作りかけの曲だったり、歌なしでテーマだけ決めてギターを弾いたりで遊ぶ内にバンドを組む話になるわけですね。
前バンド& the_humanoiseのメンバーでもあるKとストリートの先輩であるTPと。
「HUNTINGS」の由来は4人でバンドを組むことが決まった日
…街頭でのティッシュ配りのバイト時なんですけど、偶然にも全員がハンチング帽を被っていたというだけの理由ですw
HUNTINGSではできるだけメンバーの色が出るようにとボーカルのTには曲を作らせず、歌のメロディだけを作ってもらいました。
曲は僕とベースのKで案を出す。
メンバー全員で編曲。
という手法。
しかしこの曲だけは違うんです。
バンドを結成して半年?1年?くらい?
...どれくらいの期間バンドしてたんだっけ?w
まだまだ若く自己主張が止まらない僕らはフラストレーションが溜まりまくりでした。
Tはアコースティックで自分の思う曲を演りたい。
Kはロックンロールを演りたい。
僕は歌いたい。
ドラムのTPだけが大人でしたw
そんなこんなで解散することがほぼ確定してるタイミングです。
僕とKがルームシェアをしている家でありバンド練習場所であり、みんなの溜まり場でもあったその場所にT以外が偶然揃った時(僕とKは基本いるけどw)、最後に曲を作ろうとなったわけですね。
それが誰の恋愛話なのか?
誰のことを思ったのか?
誰の立場なのか?
全く覚えてませんけどw
3人で言葉を寄せ合って紡いで、イメージを膨らませながらギターで音を探り続け、
歌詞ができて僕がメロディを当てていき、トータル2、3時間くらいですかね?
完成したのがこの曲です。
ライブをする時、いつもライブハウス側にお願いしてCD-RかDVDを録ってもらってました。
が、この曲だけどこにも音源が無いんです。
ラストライブだからもう録らなくていいんじゃね?という拗ねた気持ちでした。
失敗でしたね。
ライブ後、対バン(当日同じステージで演る他のバンド)から
「解散するならその曲をくれっ!」
と言われるほどだったようです。
「あっかんべー」と断る僕らでしたw
最後の曲だと思い全員が感極まったんじゃないかと思います。
最高のライブだった。
今では自分がどんなリードギターを弾いたのか覚えていません。
アドリブはいっぱい入れたことは覚えてるw
メンバーはどんな曲だったかすら覚えてませんw
一応、僕は作曲者なので覚えてます。
Tに歌って聴かせて覚えてもらわないといけなかったので。
(ちなみにHUNTINGSの他の曲はほぼ覚えていません。歌のメロディを作ってたのはTだし)
…結果的にHUNTINGSの存在証明として唯一残った曲です。
若き日の僕らにドラマの在る未来を。